やまとバーチャル平和祈念館 |
台湾亭志 第二次世界戦中 一九四三年から翌 年にかけて戦力補充のため 台湾の青少 年約八千四百余名が この大和市に新設 された高座海軍工廠に集結し 一部は実 習を経て各軍需工場に配属され 終戦ま で航空機生産の一端を担い続けた その間 米軍による本土空襲 多数の 犠牲者も出 戦後そのまま残留した者以 外 大部分は台湾に帰国したが 混乱の 戦後を乗り越え斬く落ち着きを取り戻し た時 若き日 命を託した大和市が第二 の故郷として大きく胸に育まれた 一九八七年 台湾高座会が発足 一九 九三年日本高座会による五十周年記念大 会に一千三百余名の会員が参加し 半世 紀ぶりに旧地で再会の喜びに浸りあった ここに両地の親善交流を記念する とともに 世界平和への祈願をこめて 台湾亭を大和市に寄贈し 変わらざる友 誼のシンボルとする 台湾高座会 一九九七年九月六日 |